黒田正己ミニコンサート「黒田三郎の詩と弾き語り」 中止のお知らせ
新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止と区民の皆さまの不安解消のため、黒田正己ミニコンサート「黒田三郎の詩と弾き語り」は中止とすることにいたしました。イベントへの参加を予定されていた皆さま、運営にご協力いただいた皆さまには大変ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解・ご協力いただきますようよろしくお願いいたします。
【石神井公園ふるさと文化館 問い合わせ:Tel 03-3996-4060】
詩と音楽はたいへん近しい領域の芸術です。
練馬区ゆかりの詩人・黒田三郎は、「ひとりの女に」「小さなユリと」「もっと高く」「ある日ある時」など、みずみずしい感性にあふれた現代詩を数多く遺しました。その名詩集からいくつかの作品を、ピアノの弾き語りと朗読でお聴きいただきます。
♪♪ プロフィール ♪♪
■詩人:黒田三郎
詩人。大正8(1919)年~昭和55(1980)年。広島県呉市に生まれ、鹿児島県で育つ。
軍隊生活ののち戦後、勤めの傍ら北園克衛の前衛芸術グループ「VOU」に参加。昭和22(1947)年、鮎川信夫らと詩誌「荒地」を創刊。昭和30(1955)年、第一詩集『ひとりの女に』でH氏賞を受賞。闘病や戦争体験を経ながら日常生活を平明なことばで綴った詩は、そこにこめられた深い孤独や情愛から今も多くの人の共感を得ている。
昭和30(1955)年に詩集『失われた墓碑銘』、昭和35(1960)年に幼な子との生活を描いた詩集『小さなユリと』、昭和39(1964)年には『もっと高く』などの詩集を刊行し評論も多い。曲をつけられて歌として愛唱される作品が多いのも特徴で、「紙風船」は後藤悦治郎の作曲で広く知られているほか、高田渡によって歌われた「夕暮れ」、小室等による「苦業」が知られている。詩人会議運営委員長もつとめた。昭和43(1968)年より亡くなるまでの12年余にわたり練馬区上石神井に住んだ。
■出演者:黒田正己 (くろだ・まさみ)
1962年生まれ。ミュージシャン。 黒田三郎長男。
黒田三郎の詩を織り込んだピアノ弾き語りなどによる、ファースト・アルバム「ある日ある時」を2018年リリース。
詩と音楽の融合した新たな世界をを拓いている。