新年明けましておめでとうございます。
皆さまにおかれましては、お健やかに新春をお迎えのことと存じます。
旧年中は、練馬区文化振興協会に多くのご支援をいただきありがとうございました。
昨年は、大阪・関西万博が開催され、最先端技術と世界の英知が一堂に会する貴重な機会となりました。
国内外から多くの来場者を集めるとともに、各国の伝統舞踊や一流アーティストによる音楽やパフォーマンスも披露され、文化芸術には国境がないことを改めて実感いたしました。
練馬区では、練馬区立美術館の開館40周年を記念し「音楽の旅~世界の名画を訪ねて~」というテーマのもと、絵画にちなんだ名曲の数々を「真夏の音楽会」でお届けしました。みどりに囲まれた心地よい空間の中、どなたでも気軽に参加できる野外コンサート「ねりまの森の音楽祭」では多くの皆さまが参加され、熱気と拍手に包まれた会場は、文化芸術が地域に根づいていることを改めて実感する場となりました。
皆さまの笑顔が、私たちの活動の大きな原動力となっています。
そして今年も、練馬区文化振興協会では、「もっともっとアート」をスローガンに、皆さまが身近に文化芸術を楽しめる多彩なプログラムを用意しています。
練馬文化センターでは、令和8年1月31日(土)に「東京都交響楽団×大谷康子 未来への讃歌 ―音楽は国境を超える―」を開催いたします。私もソリストとして舞台に立ち民族楽器のアーティストと共演します。
皆さまとお会いできるのをワクワクしながら心待ちにしています。
また、美術館と石神井公園ふるさと文化館では、令和8年1月25日(日)から3月8日(日)まで初の連携展覧会「もっと 浮世絵で行こ! 幕末明治の暮らし、娯楽、事件…」を石神井公園ふるさと文化館にて開催いたします。
両館の収蔵品を活用し、幕末から明治にかけての人々の暮らしや娯楽を、浮世絵を通じて紹介します。皆さまは当時の人々の生活や楽しみをどのように感じられるでしょうか。両館が力を合わせてお届けする特別な展覧会を、ぜひ会場でお楽しみください。
最後に本年が皆さまにとって、素晴らしい1年となりますことを
心よりお祈り申し上げます。
令和8年1月
(公財)練馬区文化振興協会理事長 大谷康子