理事長コラムvol.24「新年のご挨拶」
新年明けましておめでとうございます。
皆さまにおかれましては、お健やかに新春をお迎えのことと存じます。
旧年中は、練馬区文化振興協会に多くのご支援をいただきありがとうございました。
昨年は、新型コロナウイルスが5類に引き下げられ、段々と元の日常が戻ってきた1年でした。スポーツ観戦でも声出しの応援が再開され、皆さんの熱気が伝わってくるようでした。
文化芸術の世界でもマスクをせずに、公演や展覧会の鑑賞ができるようになりました。このような皆様の姿を見ると、文化芸術には、人を元気にしたり、勇気づけたり、幸せにする力があるものだと、実感いたします。
第6回を迎えた「真夏の音楽会」では、としまえん跡地にオープンした「ハリー・ポッター スタジオツアー東京」の〈魔法の世界〉を音楽に乗せてお客さまにお届けしました。感動の声がたくさん寄せられました。
また、11月3日には、練馬総合運動場公園において「ねりまの森の音楽祭」と題して、初めてホールを飛び出しました。抜けるような晴天のもと、お子様たちを始め、皆様の弾ける笑顔に私も元気をいただきました。特に色々な世界の楽器を体験するコーナーでは、お子様たちの目が輝き興味津々な様子に私も胸が熱くなりました。
今年も練馬区文化振興協会では、区民の皆さまにたくさんの元気と幸せをお届けできるよう、幅広いプログラムを用意してまいります。休館していた練馬文化センターですが、いよいよ5月に再開し、リニューアル記念公演を始め、各種公演を企画していきます。
練馬区立美術館では「生誕150年 池上秀畝展」(期間:3/16~4/21)を始め、昨年4月に就任した伊東正伸館長のもと、更に魅力ある展覧会を開催します。
石神井公園ふるさと文化館では、昨年4月に就任した村上もとか館長のもと、漫画家の皆様にご協力いただきながら企画を進めております。分室では1月からねりまゆかりの漫画家に関する資料を3ヶ月ごとに交代で展示する予定です。
各館に今年もぜひご来場いただければ幸いです。皆様のお越しをお待ち申し上げます。
本年が皆さまにとって、素晴らしい1年となりますことを心よりお祈り申し上げます。
令和6年1月
(公財)練馬区文化振興協会理事長 大谷康子