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展覧会
稲垣仲静・稔次郎兄弟展
2010.09.14(火)~ 2010.10.24(日)
大正期の日本画壇を風靡した国画創作協会展に、京都市立絵画専門学校在学中より入選を果たし、克明な自然描写の中に、官能性や狂気を表現する画家として将来を嘱望されながら、大正11年に25歳の若さで亡くなった稲垣仲静(1897-1922)。その弟で染色作家として名をなし、昭和37年に型絵染の人間国宝に認定された稔次郎(1902-63)。兄弟の父は日本画家であり工芸図案家でもあった稲垣竹埠(ちくう)で、兄弟でそれぞれの道を継ぐような形となりましたが、その根幹に共通するものは、身の回りの自然を凝視し、形象化しようとする強い意志でした。
弟は早逝した兄を終生尊敬し、ことある毎に「兄貴と二人展をしたい。兄貴には負けへんで」と語っていたといいます。今回の兄弟回顧展は、その念願を果たすもので、また兄・仲静にとっては、没後すぐに開催された遺作展以来約九十年ぶりとなる本格的な回顧展です。
日本画と工芸。ジャンルは異なりますが、自己の求める芸術を産み出すことに苦心しつつも邁進した兄弟の「芸術熱」を見て取ることができる、絶好の機会になることでしょう。
京都国立近代美術館、笠岡市立竹喬美術館から巡回し、いよいよ東京での開催です。


<開催案内>

会 期  2010年9月14日(火曜)~10月24日(日曜)

休館日  月曜日(ただし、9月20日・10月11日は開館、翌日9月21日・10月12日休館)

開館時間 午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで)

観覧料  一般500円 高・大学生、65歳から74歳300円、
     中学生以下および75歳以上無料(その他割引あり)


<関連イベント>

ギャラリー・トーク
  日時 9月25日(土曜)、10月9日(土曜) 各日午後3時より 
  当館学芸員によるトーク ※注釈:10月9日は手話通訳付き

ゲスト・トーク
諸山正則氏(東京国立近代美術館工芸課主任研究官)による「稲垣稔次郎の型絵染」についての解説
  日時 10月2日(土曜) 午後3時より


ギャラリー・コンサート
澤井俊佑氏(ピアニスト)による、五味康祐氏遺愛のベーゼンドルファー・セミグランドピアノの演奏
  日時 10月16日(土曜) 午後4時より
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