柄澤齊(1950~)と菊池伶司(1946~68)の版画コレクション展を開催します。
練馬区立美術館の版画コレクションは、500点を超えるまでとなりました。その中から、本展では柄澤齊の「星殻集」、そして菊池伶司の作品を出品します。
柄澤は、1950年に栃木県日光市に生まれ、木口木版画家にして小説家としても知られています。木口木版画と出合って以降、20代前半から現在に至るまでの約30年間に渡り活躍してきました。
菊池は、1946年に朝鮮半島北部の興南市に生まれ、1968年に22歳という若さでこの世を去った銅板画家です。その制作期間は、1967年から無くなる翌年までわずか2年間にも満たず、残した作品数は約60点ほどです。しかし、高度なエッチング技術を駆使した作品により、一躍注目される存在となりました。
本展では、この両者による独自の精密な技術とそれぞれの世界観を表出した、詩的世界を紹介します。
<開催案内>会 期 2010年4月21日(水曜)~5月30日(日曜)
休館日 月曜日(ただし、5月3日は開館、5月6日は休館)
開館時間 午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで)
共通観覧料 一般500円、高・大学生および65歳から74歳300円、
中学生以下および75歳以上無料(その他各種割引制度あり)