練馬区立美術館
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展覧会
開館30周年記念「アルフレッド・シスレー展-印象派、空と水辺の風景画家-」
2015.09.20(日)~ 2015.11.15(日)
アルフレッド・シスレー展チラシ
11月7日(土曜)21:00~「出没!アド街ック天国」(テレビ東京)にて、中村橋が特集されました。練馬区立美術館は、第2位でした☆

練馬区立美術館開館30周年を記念して、印象派を代表する風景画家、アルフレッド・シスレーの展覧会を開催します。
アルフレッド・シスレー(Alfred Sisley/1839-1899年)は、フランス、パリのイギリス人実業家の裕福な家庭に生まれました。恵まれた少年時代を過ごしたシスレーは、18歳で商いを学ぶためにロンドンへと送り出されます。このロンドンでの4年間に、コンスタブルやターナーをはじめとするイギリスを代表する巨匠たちの傑作に触れたことで、シスレーは画家になる決意をします。
パリへ戻ったシスレーは、その生涯の友であり、やがて共に印象派を成立させる仲間たち、モネやルノワール、バジールらと出会うシャルル・グレールの画塾へと入ります。1863年にグレールの画塾を去った後、シスレーはフォンテーヌブローの森の外れなどへと出向き、いよいよ風景画家としての本格的な制作活動をスタートさせました。
1871年にシスレーはパリを離れ、ルーヴシエンヌへ向かいます。このルーヴシエンヌ時代には、《ポール=マルリの洪水》(1876、オルセー美術館)などシスレーの代表作とされる作品が多く描かれています。その後、マルリ=ル=ロワやセーヴル、モレなど、パリ郊外を転々としながら各地の風景を描き続けました。1880年に入ると更にパリから遠く離れた、セーヌ川とその支流ロワン川との合流点付近の「川の情景」を多く描くようになります。とりわけ、サン=マメスでは多くの作品を描き、1889年よりモレ=シュル=ロワンに滞在し、1899年に没するまでこの地に留まりました。
本展では、日本国内に所蔵されているシスレーの風景画約20点を中心にシスレーの画業を紹介します。まず、第1章では印象主義的作風が顕著になる1870年代からパリ近郊の村モレ=シュル=ロワンに居を構えた最晩年の1890年代までを追いかけます。続いて、第2章ではシスレーが描き続けたセーヌ川とその支流を巡る情景が、実は19世紀の近代化、つまりテクノロジーによって河川の姿が変貌を遂げたことにより成立したという視点から、描かれたセーヌ川について検証します。そして、第3章ではシスレーによって確立された印象主義の風景画のスタイルが、日本の画家にも影響を与えていることに注目し、具体的な作品を通して、その影響関係について考察します。
シスレーの画業を油彩画や資料など総数約50点から、「テクノロジーと描かれた河川」そして「シスレーの日本における影響」というこれまでにない新しい2つの視点を踏まえ見つめます。


<開催案内>

会 期  2015年9月20日(日曜)~11月15日(日曜)

休館日  月曜日
     ※ただし、9月21日(月曜・祝日)は開館、24日(木曜)は休館
      10月12日(月曜・祝日)は開館、13日(火曜)は休館

開館時間 10:00~18:00 ※入館は17:30まで

観覧料  一般1,000円、高校・大学生および65~74歳800円、
     中学生以下および75歳以上無料、
     障害者(一般)500円、障害者(高校・大学生)400円、
     団体(一般)800円、団体(高校・大学生)700円
     ぐるっとパスご利用の方500円(年齢等による割引の適用外になります)

     ※一般以外のチケットをお買い求めの際は、年齢等を証明できるものを
      ご提示ください。(健康保険証・運転免許証・障害者手帳等)
     ※障害をお持ちの方の付き添いでお越しの場合、1名様までは
      障害者料金でご観覧いただけます。

主 催  練馬区立美術館(公益財団法人練馬区文化振興協会) 毎日新聞社  

後 援  在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本

協 賛  大伸社

協 力  国土交通省 関東地方整備局 荒川下流河川事務所


図 録  
『アルフレッド・シスレー展-印象派、空と水辺の風景画家-』
価格:2,200円(税込み)
練馬区立美術館のみでの販売となります。
※通信販売をご希望の方は、当館まで電話(03-3577-1821)にてお問い合わせください。

会期中のイベント

A《絵画を考える特別講演会》【事前申込制】※申込はすべて締切ました
※各回定員70名(中学生以上)
1-シスレー芸術の魅力―空と水辺
島田紀夫(実践女子大学名誉教授、石橋財団ブリヂストン美術館前館長)
10月3日(土曜) 14:30~16:00
シスレー作品の見どころ紹介とともに、作品の魅力に迫ります。

2-「絵になる」川の眺めを探して
萩島哲(九州大学名誉教授)
10月10日(土曜) 14:30~16:00
シスレーが歩いたモレの風景を、都市デザイン学から読み解きます。

3-テクノロジーが支えた印象派の水面―セーヌ川革命の19世紀
佐川美加(セーヌ川研究家、『パリが沈んだ日―セーヌ川の洪水史』(白水社)著者)
10月17日(土曜) 14:30~16:00
19世紀半ば、技術革新の波はセーヌの流れにも押し寄せていました。
これまでにない視点から印象派作品の「水面」に迫ります。

4-アルフレッド・シスレーと作品の行方:コレクター、画廊、美術館
小泉順也(一橋大学大学院准教授)
10月31日(土曜) 14:30~16:00
シスレーの作品が辿った現在までの歴史を、読み解きます。

5-印象派の風景画―日本近代洋画との関係
小野寛子(当館学芸員)
11月7日(土曜) 14:30~16:00
印象派の風景画が、日本の洋画(風景画)に与えた影響について考えます。


B《河川を学ぶワークショップ》【事前申込制】   
1-東京の川、荒川を知る―川から見る水の都市・東京の姿―
展覧会を鑑賞し、後日、実際に船に乗り、河川と都市について学びます。
事前学習
・9月26日(土曜)14:00~15:00
・講師:小野寛子(当館学芸員)
フィールドワーク
・10月8日(木曜)13:00~17:00
・講師:里村真吾(国土交通省 関東地方整備局 荒川下流河川事務所 事務所長)
定員30名(中学生以上)

2-練馬の川、石神井川を知る―歩いてめぐる練馬の歴史と風景―
展覧会を鑑賞し、後日、石神井川周辺を散策し、練馬の歴史と風景の変遷について学びます。
事前学習
・10月10日(土曜)10:30~11:30
・講師:小野寛子(当館学芸員)
フィールドワーク
・10月18日(日曜)14:00~17:00
・講師:根岸博之(当館職員、都市史学会会員)
定員15名(中学生以上)

子ども向けワークショップ【事前申込制】 
鑑賞プログラム 「トコトコ美術館Vol.15 テーマ:川」
シスレー展を鑑賞し絵本を読んだ後、みんなで絵の具を使って川を描きます。
・10月30日(金曜)午前10時30分~12時
・10月31日(土曜)午前10時30分~12時
・講師:眞子みほ(当館学芸員)
定員 各回5組(3~6歳+保護者)


C《貫井図書館共同主催:声優、銀河万丈による読み語り》【事前申込制】  
9月27日(日曜)15:00~16:30
定員70名(中学生以上)


D《広瀬敏郎 シャンソン・コンサート》
美術館ロビーにて、シャンソン・コンサートを開催します。
10月4日(日曜)15:00~16:00


E《学芸員によるギャラリートーク》
10月15日(木曜)、11月4日(水曜)
どちらも14:30~15:00


10月30日は、アルフレッド・シスレーの誕生日!!

《アルフレッド・シスレー バースデーコンサート》※申込は締切ました
美術館閉館後、ピアノとヴァイオリンによるコンサートを開催します(事前申込制・抽選)
・10月30日(金曜) 18:20 開演 (19:30終演予定)
・出演者:渚智佳(ピアノ)/田口美里(ヴァイオリン)
・定員:50名(抽選)
・参加費:1,500円
 ※シスレー展観覧券付き
 (コンサート当日受付後から会期終了まで1回に限り有効)

《観覧者プレゼント》
10月30日当日に観覧券をお買い求めの方(割引・無料含む)先着200名に記念品プレゼント
※招待券等をお持ちの方も対象となります。
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