笠井誠一(1932~)は、札幌市に生まれ、東京と名古屋を中心に活躍してきた油彩画家です。
17歳で上京し、練馬区内に居住。都立石神井高校、阿佐ヶ谷洋画研究所夜間部に通い、1953年東京藝術大学美術学部絵画科(油画・伊藤廉教室)に入学します。絵画科卒業、専攻科修了後は同大で副手を務めた後、1959年フランス政府給費留学生に合格。パリに渡りました。パリでは国立高等美術学校(エコール・デ・ボザール)のモーリス・ブリアンション教室で学び、サロン・ドートンヌに入選、フランス政府買い上げとなるなどの活躍を見せました。
66年の帰国後は、愛知県立芸術大学で教鞭を執る(~1998年)と同時に東京都八王子市にアトリエを構え、東京・愛知を往復する日々が始まります。70年代後半より、現在につながる静物画を中心とした制作が固められ、また85年以降は立軌会に同人として参加しています。笠井は、楽器や日用品などのモチーフを、室内に配した静物画で知られていますが、本展では初期の風景画や人物画から始まり、現在までの笠井の画業を辿ると共に、アトリエで使用されているモチーフや資料などから、作家の緻密な構図を紐解いていきます。
<開催案内>笠井誠一展 -形の世界ー会 期 2018年10月7日(日)~11月25日(日)
休館日 月曜日 *ただし、10月8日(月・祝)は開館、翌9日(火)は休館。
開館時間 午前10時~午後6時 *入館は午後5時30分まで
観覧料 一般800円、高・大学生および65~74歳600円、
中学生以下および75歳以上無料、
障害者(一般)400円、障害者(高校、大学生)300円
団体(一般)600円、団体(高校、大学生)500円
ぐるっとパスご利用の方300円(年齢などによる割引の適用外になります)
友の会会員ご招待(同伴者1名まで)
※観覧当日、受付で会員証をご提示のうえ、招待券をお受取ください。
※一般以外のチケットをお買い求めの際は、証明できるものをご提示ください。
(健康保険証・運転免許証・障害者手帳など)
※障害をお持ちの方の付き添いでお越しの場合、1名様までは障害者料金でご
観覧いただけます。
主 催 練馬区立美術館(公益財団法人 練馬区文化振興協会)、東京新聞
協 力 名古屋画廊
<相互割引>◆石神井公園ふるさと文化館 特別展「鳥瞰図・パノラマ地図大紀行」
会期:9月15日(土)~11月4日(日)
会場:練馬区立石神井公園ふるさと文化館(東京都練馬区石神井町5-12-16)
問合せ:03-3996-4060
本展との相互割引があります。それぞれの展覧会の半券をお持ちいただくと、一般および高・大学生料金から100円割引でご覧いただけます。1枚につき1名様有効。
<会期中のイベント>ギャラリートーク、ワークショップなどを開催。詳しくは
こちらよりご確認いただけます。