野見山暁治氏(1920―)は東京美術学校(現 東京藝術大学)で学び、1952年から64年にかけて渡仏し、在仏中に第二回安井賞を受賞しました。帰国後は、美術界の動きと距離を置いて独自の道を歩み、1971年に練馬区にアトリエをかまえて以後、練馬を拠点の一つとして、活発に制作を続けられています。
練馬区立美術館では、開館当初から野見山氏の作品を収集し、1996年に『野見山暁治展 その、動く気配の一瞬の形を』を開催するなど野見山氏の画業を見つめてきました。現在では、収蔵品も50点を超え、当館を代表するコレクションの一つとなっています。
本年8月1日、板橋区からの分離・独立70周年を迎えることを契機に、野見山氏は画家では初となる練馬区名誉区民となられました。これを記念し、当館で収蔵する野見山氏の作品を一堂に会する収蔵作品展を開催いたします。
多くのみなさまが、野見山氏の作品に親しく接し、その豊かな造形をお楽しみいただく機会となりましたら幸いです。
<開催案内>練馬区名誉区民顕彰記念 野見山暁治収蔵作品展会 期 2017年12月20日(水)~12月27日(水)
休館日 月曜日
開館時間 午前10時~午後6時 *入館は午後5時30分まで
観覧料 無料
会 場 3階展示室
主 催 練馬区立美術館(公益財団法人練馬区文化振興協会)