レポート
「横井弘三の世界展」に合わせ、横井が晩年普及に力を入れていた焼き絵を体験するワークショップを開催しました。小学生から70代の方まで延べ16名が参加しました。
講師は焼き絵の道具「焼きペン」を生産している白光株式会社のお二人です。まずは展示室で横井の焼き絵を鑑賞。部屋に戻ってきたら各自が持ってきたはがきサイズの下絵を白黒コピーし、板の大きさに合わせてカットします。板と下絵のコピーの間にチャコペーパーをいれ、ニードルで絵をなぞって板に写し取ります。そしていよいよ焼きペンの作業。線に沿ってペンで板を焼いていきます。慣れてくると力の加減で様々な使い方ができるようになる方もいらっしゃいました。皆さんとても集中して作業をしており、通常のワークショップより会場が静かだったのが印象的でした。色をつけたい方には水彩色鉛筆をご用意し、着彩してもらいました。最後は額に入れて完成。絵具で描くのとは一味違った描画方法を楽しんでいただけたようです。