練馬区立美術館では、本年度より中高生の皆さんを対象とした「美術」にまつわる連続講義を、「ゼミ」と称して開催します。
第1回目は、「美術館学芸員の仕事」。サントリー美術館で話題となる多数の展覧会を企画・担当されて来た池田芙美さんをお迎えして、展覧会ができるまでのプロセスや学芸員を目指したきっかけなどをお話し頂きます。池田さんのご専門は日本美術。聞き手は、西洋美術が専門の練馬区立美術館学芸員の小野寛子。幅広い学芸員の仕事を、専門分野の異なる学芸員の対話から紹介します。
▼日 時:2025年6月14日(土)14:00-15:30
▼参加費:700円
▼対 象:13歳~18歳 *中学校1年生であれば年齢が12歳でもお申込み頂けます。
▼会 場:練馬区立美術館 創作室
▼定 員:5名 ※先着順
▼講 師:池田芙美氏(サントリー美術館副学芸部長)+小野寛子(練馬区立美術館学芸員)
▼応募条件
・下記に記載の「ゼミ生の約束」をご理解の上、ご承諾いただける方。
・13歳~18歳の方。*中学校1年生であれば年齢が12歳でもお申込み頂けます。
・日本語での日常会話ができる方。
・Eメール、インターネットなど基本的なパソコン操作が行える方。
・講義に出席する「意欲」のある方。
・健康で、課外活動の場合でも無理なく参加できる方。
*いかなる理由においても、費用の返還には応じられません。
▼ゼミ生の約束
〇特別な場合を除き、保護者は同伴できません。
*保護者の同伴を希望される場合は、あらかじめご相談ください。
〇遅刻、欠席の場合は、事前に美術館に連絡をしましょう。体調の優れない場合は、無理をせずお休みとしてください。
〇講義の録音、撮影(静止画、動画ともに)は禁止です。
〇講義中の食事やおしゃべりは慎み、公共マナーを守りましょう。
〇飲み物は持ち込み可能です。水筒やペットボトルなど蓋付のものに限ります。
▼申込締切 2025年6月12日(木) ※申込は締め切りました
※お申し込み後3営業日以内に、応募フォームにご入力いただいたメールアドレスに当日のご案内をお送りいたします。3営業日を過ぎても通知のない場合は練馬区立美術館(03₋3577₋1821)までご連絡ください。
【経歴】
2008年、東京大学大学院人文社会系研究科修了。
2008年よりサントリー美術館学芸員、
2024年よりサントリー美術館副学芸部長、現在に至る。
2013年より実践女子大学非常勤講師。
2013年、第20回鹿島美術財団賞受賞。
【専門】
専門は近世絵画史(とくに江戸時代から明治時代初期の絵画・浮世絵)。
英(はなぶさ)一(いっ)蝶(ちょう)については、学生時代より約20年間研究を継続。
【主要な著作】
・『広重TOKYO――原安(はらやす)三郎(さぶろう)コレクション・名所江戸百景』(共著)(講談社、2017年)
・「英一蝶「四季日待図巻」を読み解く――〈座敷芝居〉にみる江戸中期の芸能上演」
(松本郁代・出光佐千子・彬子女王 編『風俗絵画の文化学Ⅱ――虚実をうつす機知』、思文閣出版、2012年)
【主要な担当展覧会】
・「歌麿・写楽の仕掛け人――その名は蔦屋重三郎――」(サントリー美術館、2010年)
・「歌舞伎座新開場記念展 歌舞伎――江戸の芝居小屋」(同、2013年)
・「生誕250周年 谷文晁」(同、2013年)
・「逆境の絵師 久隅守景 親しきものへのまなざし」(同、2015年)
・「原安三郎コレクション 広重ビビッド」(同、2016年)
・「天下を治めた絵師 狩野元信」(同、2017年)
・「河鍋暁斎 その手に描けぬものなし」(同、2019年)
・「大英博物館 北斎―国内の肉筆画の名品とともに―」(同、2022年)
・「没後300年記念 英一蝶」(同、2024年)