練馬区立練馬文化センター
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平成30年度『松竹大歌舞伎 東コース』の製作発表が行われました
尾上菊之助
左から:安孫子正松竹株式会社副社長、尾上菊之助、松本辰明(公社)全国公立文化施設協会専務理事
昨年、50周年を迎えた公文協(全国公立文化施設協会)の歌舞伎巡業。
現代のように交通網も発達しておらず、歌舞伎が身近で鑑賞しづらい時代を経て現在に至るまで、長きにわたる歴史を紡いできたこの「公文協」巡業への思いを、尾上菊之助さんが語りました。

次の50年に向けて新たなスタートとなる今年は、『近江のお兼』『御所五郎蔵』『高坏』という歌舞伎の代表的であり華やか、そして歌舞伎初心者から通まで楽しめる演目を揃えました。

五代目 菊五郎が大切にしていた演目『御所五郎蔵』
以前こんぴら歌舞伎で初めて演じ、「黙阿弥の七五調の台詞が洗練されていて、星影土右衛門と五郎蔵そして子分たちの掛け合いの面白さというものも感じた」という菊之助さん。
歌舞伎の代表的な場面である「縁切り」、逢州殺しでのだんまりや立廻りなど、歌舞伎美に溢れた極まった場面をどういう風に美しく見せるか、そして先輩たちが築き上げてくださったものをいかに継承しながら、黙阿弥の魅力を伝えるかという難しさ、そして同時に楽しさも感じながら演じたそうです。

着想は、当時アメリカで流行ったタップダンス?!
六代目菊五郎が作り、十七代目の勘三郎が復活させた『高坏』。
なんとアメリカのタップダンスが六代目のアンテナに引っかかり、当時の宝塚の方に歌詞を書いていただいて作ったという創作舞踊だとのこと。
「自分の祖先ながらすごい人だな」と菊之助さんがお話されたとおり、現代の歌舞伎の中でも人気演目として演じられることも多い作品です。
狂言の持つふんわりした雰囲気や桜羽目のなかで、お酒を飲んで浮かれながらタップを踏む難しさと面白さがあります。
「ほろよい気分で踊ることに慣れるまで稽古をして臨みたい」と意気込みを語っていらっしゃいました。

音羽屋の芸を貪欲に追及
『御所五郎蔵』は五代目が得意とし、『高坏』は六代目が、また今月(3月国立劇場『髪結新三』)と、家の芸に積極的に取り組んでいる菊之助さん。
その音羽屋の芸というものを貪欲に追及していきたいという思いが強いそう。
そのためか、自分の息子が同じ舞台に立つとなると熱が入り、観に来てくださるお客様のためにしっかりさせなければいけないという思いから、つい厳しくなる部分も。
それも「つないでいく」という気持ちの第一歩であり、まだまだ自分自身が先輩方、父から受け継がなければならないものがたくさんある、そして直にものを教わることの大切さを改めて感じている、とも語っていらっしゃいました。

▶音羽屋への思いをこめ、菊之助さんが練馬文化センターの舞台に登場します。
平成30年7月29日(日)昼の部13時開演 夜の部17時30分開演
チケット → https://www.neribun.or.jp/event/detail_n.cgi?id=201802191519022964
 








左から:我孫子 正 松竹株式会社副社長、尾上 菊之助、松本 辰明(公社)全国公立文化施設協会専務理事

 
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